焙煎
コーヒーの生豆を加熱して炒りあげること。浅炒り、中炒り、深炒りと種類がある。浅く炒ると酸味は強くなり、深く炒ると苦みが増していく。例えば、一般的にキリマンジャロは酸味が強く、マンデリンは苦みが強いと言われているが、キリマンジャロを深炒りにすれば苦みが出てくるし、マンデリンを浅炒りにすれば酸味が出てくる。
パーラー
明治から大正にかけてできたカフェーは当初は知識人などの交流の場であった。その後大正から昭和にかけて少しずつ大衆化していき、女給による接客をする店が増えていった。夜にはアルコールを出したりという現在のバーやクラブといった趣だったのは、ドラマなどでご存知の方も多いだろう。少しずつこういったお店が増えていったが、これらもそのまま「カフェー」「喫茶店」と呼ばれるにつれ、一般的な喫茶店との区分が難しいということで「純喫茶」と呼ぶようになった。今でも看板に純喫茶の名が残る店が垣間見られる。
バリスタ
イタリアのバールは日本で言う喫茶店になるが、そのカウンターでコーヒーを入れる人の事を言う。ヨーロッパではパリスタになるために3レベルの技能認定試験がある。ちなみにアルコールは夕方まで日本でもバリスタの競技会がある。どんどん腕を上げて、おいしい飲みものを提供してほしいものだ。
ピーナッツ
東海地方の喫茶店でコーヒーを注文すると、ピーナッツや柿の種などのおつまみが供されることが多い。もともとこの東海地方で喫茶店が発展したのも「喫茶店サロン文化」と命名できるほどサロン的、応接的に活用することが多くその名残であるとか、価格以外のところでのサービス競争であるとか言われる。とにかく他地域の人がはじめて東海地方の喫茶店に入るとびっくりするという、大切な「風物詩」であり「文化」である。
プレス
昨今では、コーヒーではなく、紅茶用に使われていることが多い。
がしかし、これはもともとフランスでコーヒー抽出器具として開発されたもの。ギュッと押して、ミルクに負けないようコーヒーを濃く抽出するという目的で作られたそうだ。
使い方はいたって簡単。挽いた豆を容器にいれ、お湯を注ぐ。しばらく待った後、つまみを押し下げればコーヒーが抽出されるという仕組みだ。
紅茶用で持っている方もいるかと思うが、それをコーヒーにも使わないように。
コーヒー豆の油分が紅茶に浮かんでしまったり、おいしい香りが損なわれるということがあるので。
フレッシュ
フレッシュと聞いて、コーヒーフレッシュに繋がるのは、関西圏と中京圏だけだそうです。関東やそれ以外の地域ではミルクと呼ぶそうです。
主成分は、生クリームではなく植物性脂肪と乳成分。これがパウダーになっているのが、マリームやクリープである。
有名なのは、めいらくグループスジャータ。ラジオをお聞きの方は知っているだろう。ぴったりの時刻に「めいらく(スジャータ)が○○時をお知らせします」と流れる、あの会社。コーヒーの恋人です。
ベトナムコーヒー
ご存知のとおりベトナムはもともとフランスの植民地で、植民地化されたときにコーヒーも持ち込まれた。特徴的な金属製の組み合わせ式フィルターも実はフランス式である。
構造上どうしても濃くなってしまうが、そのためかベトナムコーヒーはコンデンスミルク(練乳)を入れる。これは後から加えるのではなくコーヒー抽出前にカップに入れておき、そこにコーヒーを抽出する。ベトナムのカフェなどで飲む場合、飲後口直しなのかジャスミン茶などがていきょうされるケースも見受けられます。我々の常識ではコーヒーは口直しですが、ところが変わると品が変わるものです。
ちなみにコーヒーの世界生産量第1位はブラジルですが、第2位はベトナムなんです。2位って意外と知らないですよね・・・
ペーパーフィルター
紙製のフィルターのこと。カリタ、三洋産業、メリタの三種類が知られている。それぞれの違いは紙の繊維の詰まり具合。カリタは繊維が詰まり気味なので、お湯が豆に浸かる時間が長くなり、焙煎して時間が経った豆や浅炒りの豆が向いている。逆に三洋産業は、繊維が詰まっていないので、中炒り、深炒りの豆が向いている。メリタはその中間くらい。