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喫茶豆知識
タバコ

筆者はタバコを嗜まない。喫煙する方の苦悩はよくわからないが、現代において喫煙場所を確保するのは喫煙者にとっては一大テーマだろう。聞くところでは東京にある喫茶店にはなかなか喫煙できるスペースがないという。そこが「地域のサロン」たる東海地方の喫茶店とは違う。禁煙空間、もしくは分煙などということではなく、喫茶店という落ち着く空間では、当然コーヒーと同じ嗜好品であるタバコも規制はしない(場合が多い)。コーヒーにこだわりのあるお店でもそれは変わらない。「気持ちよくコーヒーを飲んでもらいたい」「居心地のよい空間でありたい」ということだろうか。ここまで店舗が多ければ、タバコを嗜まない我々は、煙を嫌うなら煙のない喫茶店を選択することもできるのだ。まさに棲み分けということだろうか。
ところでタバコは、酒・茶・コーヒーとともに嗜好品である。酒を出す店舗もあることを考えると、喫茶店は嗜好品王国であるといえそうだ。

ジャマイカで生産されるブルーマウンテンなどの高級生豆は、他のコーヒー生産国では例をみない木製の「樽」に詰められ輸出される。「杉樽」を使う日本酒や「オーク」を使うスコッチやワインなど木製の樽というと酒のイメージが強く、その木香が不可欠になる。しかし、コーヒー豆の場合、焙煎前の生豆に匂いがついては困る為、無臭で湿気にも強い北米製の白樫が使われている。
鉄板スパ
喫茶店の昼食でスパゲティといえば、昔は当たり前のようにイタリアンスパゲティだった。鉄板の上に玉子焼き、その上にケチャップで炒めた(具はナポリタンというには少ない)スパゲティがのってくるというもの。東海地方の人でお年の召した方は、スパゲティといえば鉄板にのってくる物、と思っている確立はかなり高いのではないか。当然のように思うものとして、具に入るソーセージは赤色である。 ちなみに焼きそばも同様に供されるケースが多い。
デミタスカップ

もとはフランス語でそれぞれデミは半分、タスはカップの意。エスプレッソを飲むあの小さいカップのこと。
詳しくはエスプレッソの項目に記載してありますが、どんな時代も為政者の意思や時代の流れでほとんど流される中、知恵者が少なからず存在するものです。
最近でこそ家庭でデミタスカップを使う機会は家庭用のマシンも普及して多くなりましたが、どちらかというとコレクション要素が強い食器といえます。

ドリッパー

コーヒーを抽出するときに使用する漏斗状のもの。ドイツのカリタが始祖と言われる。1908年、夫においしいコーヒーを飲ませたいと考えた主婦・メリタ・ベンツによって考案された。その後このアイデアをもとに会社を設立、瞬く間に人気商品となった。メリタの特徴である現在の形状である一つ穴のものは、メリタの息子であるホルストが1937年に特許を取得して世界に広がった。考え方の基本は、誰でも簡単においしく、である。
一方日本で有名なのはカリタである。ペーパーフィルターでよりネルドリップに近づけたいという思想のもので、穴は3つである。他にもっとネルドリップに近いものとしてコーノというブランドもある。
同じ豆を使って同じような入れ方をしても、それぞれの特徴に沿った味わいになるため、好みで選択したいが、もしカリタを漢字で表現すると「刈田」だったら・・・。