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信長さん、喫茶店行こまい
「犬と猫と猿の散歩(愛知県瀬戸市)」
2010/07/21/10:31

東海地区に限らず、
全国どの街を散歩しても、
たいてい神社に立ち寄ることが多い。
別に決めているわけではないのだが、
自然と出会ってしまうのである。

神社は全国に8万程度あるのだから、
「石を投げれば神社にあたる」
とまではいかないが、
「散歩すれば神社にあたる」
くらいにはなる。

もちろん、あえて神社を探すこともある。
夏の散歩は、ところどころで涼しさを求める。
御神木も含め、
木々がこんもりと茂った神社の境内は、
涼むには最高の場所なのだ。

そして、本日は出会う神社でも探す神社でもなく、
行ってみたい神社があった。
それは瀬戸市にある窪神神社。

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瀬戸は、ご存知の通り、瀬戸焼の陶器で知られている。
この瀬戸焼を確立したのが、陶工加藤民吉。
瀬戸焼きの磁祖とも言われ、彼を祀った神社が「窪神神社」である。
加藤民吉には申し訳ないが、彼に興味があったわけではない。
この神社の狛犬である。
この狛犬は一見の価値があると教えてくれた人がいた。

瀬戸市をドライブ中、ふとその話を思い出した。
同時にウィンナーコーヒーで知られる喫茶店のチェーン店も見つけ、
思わず駐車場に入ってしまった。

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溢れるほどのクリームが載ったウィンナーコーヒーは、
見ているだけで幸せな気分にさせられる。
その間に、どんどんクリームがこぼれていってしまうのだけれど。

喫茶店を出た後、
登り窯をイメージした名鉄瀬戸駅の近くのコインパーキングに車を停め、
駅で周辺地図をいただき、
神社まで散歩がてら歩き始めた。

地図をいただいたにもかかわらず、
いつものように気の向くまま歩いているうちに、
窪神神社からどんどん離れた場所に辿りつく。
一休みして、ミネラルウォーターを口に含んでいると、
猫が近づいてきた。

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「サルは猫が好きじゃったのぉ」
憑いていた信長がそう言った。
サルこと豊臣秀吉は猫が好きだったらしい。

溺愛していた飼い猫がいなくなり、
秀吉の筆頭奉行だった浅野長政に猫探しを命じたことがあった。
しかし、探しても見つからなかった。
困った浅野長政は伏見城の奉行仲間に、秀吉の猫が見つかるまで、
奉行仲間が飼っている三毛猫を貸してほしいと頼んだ...そんな手紙が残っているそうだ。

申を祀った愛知県清須市の日吉神社は、
秀吉に深く所縁があることで知られているが、
彼は猫を祀った神社を建立しようとしたことはなかったのだろうか。

そう考えると猫を祀った神社は聞いたことがない。
東京都の台東区にある今戸神社は、
招き猫の発祥と言われる神社として知られているが、
決して猫を祀っているわけではない。

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すっかり猫の話になってしまったが、
神社でお目当ての狛犬も拝見してきた。
荒々しいアートを見ているような素晴らしい狛犬であった。

PROFILE

イシコ
1968年岐阜県生まれ。静岡大学理学部卒業後、女性ファッション誌編集長、WEBマガジン編集長を経て、(有)ホワイトマンプロジェクト設立。国内外問わず、様々な分野から参加するイシコの友達が白塗りをして、子供向けのショー、映像制作、本、ワークショップなど様々なコンテンツを生み出していく。2008年からは世界の一都市一週間のペースで滞在する「セカイサンポ」をスタートさせ、2009年3月「セカイサンポ2」まで終了。ここ数年は執筆活動が多く、機内誌、新聞、WEBなど様々な媒体にエッセイ、ブログを寄稿している。