
駅前に立つキャラクター眺めていた。
時折、一眼レフのカメラで写真も撮った。
「一眼レフで撮るほどの物かいな?」といった顔で通り過ぎていくサラリーマンもいれば、
僕とキャラクターを交互に、うさんくさそうな顔で見ていく老婦もいる。
ペットボトルで創られたこのキャラクターは、「にこっぱ」と呼ばれる共和商店街のマスコットである。
僕はこういった地域で創りだされたキャラクターを見ると、
ついつい応援したくなる余計なお世話野郎なのである。
「がんばってねぇ~」
と声をかけ、
駅を挟んだ陸橋で名古屋牛乳の工場の看板が見える反対側に渡り、
喫茶店に入った。
喫茶店というより、前払いのカフェ(前払いのコーヒーショップチェーン店とも違う。ややこしいけど...。このあたりもそのうち考えてみたい)
と言った方がいいのかもしれない。
ここの若いスタッフは、「にこっぱ」を知っているのだろうかと思いながら、
トーストとパンが別料金のモーニングをいただく。
喫茶店を出て、
ぶらぶらしていると「鞍流瀬川」なる妙な名前の川が流れているのが見えた。
「今川の話じゃろ?
誰かが言うておった」
憑いた信長が教えてくれた。
桶狭間の戦いで信長軍に破れた今川方の武士が、この地に逃れてきた。
人も馬も疲れ果てており、
馬が足を滑らせ川に落ちてしまった。
ちょうど大雨のために川は増水し、
人と馬は岸にあがることができたが、鞍だけが流れていってしまった。
それ以降、大府の人は、この川のことを「鞍流れ川」と呼ぶようになったそうだ。
ふと二級河川「鞍流瀬川」の二級河川という言葉が気になった。
一級河川、二級河川。
言葉はよく聞く。
しかし、何が違うのか僕はよくわかっていない。
三重県亀山市あたりを流れる鈴鹿川のように一級河川にしては細いなぁと思う川もある。
逆に和歌山県の日高川のように日本一長い二級河川というものもある。
ちなみに日本一短い13メートルしかない二級河川「ぶつぶつ川」も和歌山県にある。
いったいどうなっているのだろう。
生活、経済を保つ上で特に重要な水系を一級水系と呼び、
その水系の川を一級河川として政府が指定しているようだ。
二級河川は簡単に言えば、一級河川以外で、
都道府県知事が指定しているようだ。
そこから考えれば、鈴鹿川は一級水系の水、
日高川は一級水系の水ではないということになる。
わかったようなわからないような話である。
「そんなことどうでもよい。
さっきの人形の方がおもしろいわい」
どうやら信長は、にこっぱが気に入ったようだ。
共和商店街がある大府市には「オブリーくん」なるキャラクターがいるそうだ。
ごみ減量化推進キャラクターとして一般公募で選ばれたキャラクターで、
市のゴミ袋についている。
いずれ、「オブリーくん」と「にこっぱ」の共演で、子供達を沸かせて欲しいものである。
