
この連載を初めてから13カ月。
牛丼屋のアイスコーヒーについて書いたことはあったが、
マクドナルドなどのハンバーガーチェーン店のコーヒーについて触れたことはなかった。
ようやく今回、触れることにする。
この東海道サンポの中で取りあげることになるとは思わなかったけれど。
岡崎市内に入り、
岡崎城前で、再度、憑いてきた信長がうっとうしかった。
徳川家康は、名古屋城のイメージが強いが、
この城で生まれたんだよなぁとつぶやいていると、
信長がつっかかってきたのである。
この城で家康が生まれたことに対してではなく、
名古屋城のイメージは徳川家康の方が強いと言ったことに対してである。
信長にとって名古屋城は父信秀のイメージであってほしかったらしい。
それは名古屋城でも那古野城の頃の話だよと説明しながら歩き続けた。
しばらくすると、一時、止んでいた雨が降り出し、
一気に強くなってきた。
強くなってきたというレベルのものではなくゲリラ豪雨である。
そこで目に入った岡崎インター近くのマクドナルドに飛び込んだわけである。
僕は20代から30代にかけて、
子供ショーで全国各地を旅する仕事が多く、
その際、全国各地のマクドナルドに立ち寄ることも多かった。
しかし、10年近く前、その仕事を辞めてから、
パタッとマクドナルドから遠のき、
少なくともコーヒーはコーヒー専門店で飲むことが多くなっていた。
セカイサンポという世界の街を旅する中で、
世界中のマクドナルドに立ち寄る企画もあり、
再びマクドナルドに入るようになった。
1年半程前、日本に戻り、
久しぶりに日本のマクドナルドのホットコーヒーを飲んでみた。
明らかに美味しくなっていて驚かされた。
世界中のどこのマクドナルドのコーヒーより美味しい気がした。
その話を知人にすると、
日本のマクドナルドのコーヒーは、日本独自で作ったものだと教えてくれた。
2年ほど前、オリコンランキングで、
買いたいコーヒーNo.1にマクドナルドのコーヒーが選ばれたこともあるのだそうだ。
驚くべきことは、ドトールやスターバックスというコーヒー専門店を抑えての1位である。
もちろん値段的な理由も大きいだろうが、
美味しくなければ、1位になることはないだろう。
さて、改めてマクドナルドのコーヒーについて。
オリジナルブレンドなのだが、アラビカ種100%の豆。
アラビカ種について触れておくとエチオピアが有名だが、
現在は、世界中の1000メートルから2000メートルの標高の高い場所で育てられ、
世界に流通するコーヒー豆の7割程度がアラビカ種である。
アイスコーヒーは、アイスコーヒー用にローストして、
店でドリップしているのだそうだ。
コクがあるのに、すっきりしている。
すっきりしないのは天気である。
雨が止むのを待ちながら、
アイスコーヒーをおかわりしながら、
2時間以上、マクドナルドに滞在しているのである。
